MSI Claw 2がAMDの最新ハンドヘルド向けプロセッサーを搭載し、Legion Go 2に対抗か

MSI、Claw携帯ゲーム機を大幅アップグレード予定 AMDチップ採用で従来の課題解決に期待

CES 2024で展示されたMSI Claw携帯型ゲーム機
最終更新日 2025年8月8日
MSIology 2024イベントで発表されたMSI Claw携帯型ゲーミングコンソール
(Image credit: Jouri Altorf)

今年最大級のコンピューティング技術イベント、Computex 2025が間もなく開催されます。新しい携帯型ゲーミングPCの登場が噂され、業界の注目が高まっています。特に最近のリーク情報によると、MSIから新たな携帯型端末が発表される可能性があるようです。

報道によれば、MSIのハードウェアパーツストアから発見された情報として、SNS上で新型「MSI Claw」が話題となっています。この端末は『MSI Claw 7 A2HM』と名付けられており、従来のMSI Claw A1Mの新バージョンとみられます。最新の噂では、AMD Ryzen Z2 APUまたはIntel Arrow Lakeプロセッサのいずれかを搭載する可能性があるとのことです。

このリークは、MSIAMDの最新APUを活用した新しいClaw携帯型端末をリリースするという以前からの憶測に続くものです。現時点では詳細は未確認ですが、今回の情報により、これまでの噂に信憑性が加わった形となっています。

リークされたモデル名から推測すると、新型Clawは「AI+」モデルではないようで、Core Ultra 7 258Vチップを搭載したClaw 8の性能には及ばないかもしれません。それでも、Core Ultra 5 155Hプロセッサを搭載し、評価が分かれた従来のA1Mに比べれば、アップグレードが期待できそうです。

大きな注目点は、搭載されるAMD Ryzen Z2プロセッサがどのモデルになるかです。Z2 Go、標準のZ2、あるいはより高性能なZ2 Extremeのいずれでしょうか。もしMSIがZ2 Extremeを採用した場合、従来のA1Mモデルと比較して大幅な性能向上が見込めるため、携帯型ゲーミングファンにとって非常に魅力的な新製品になるでしょう。

Ryzen Z2 Extremeを搭載したMSI Clawには非常に期待していますが、7インチの画面しかないのが少し残念です。

MSI Claw A1Mは、ゲーム性能の物足りなさやバッテリーの持ち時間の短さなど、多くの批判を受けており、他の携帯型ゲーミングデバイスと比べて競争力に欠けていました。しかし、MSIはClaw 8 AI+で大幅な改良を加えており、さらに噂されているClaw A2HMモデル(特にZ2 Extreme APUを搭載した場合)への期待も高まっています。ただ一点気になるのは、ディスプレイが7インチのままになる可能性が高いということです。

7インチ画面自体が悪いわけではありません(今使っている携帯ゲーム機で慣れています)が、ベゼルの占める割合が大きく、理想的なサイズとは言えません。だからこそ、8インチディスプレイと高性能プロセッサーを搭載し、ゲーム体験を向上させたMSI Claw 8 AI+には注目しています。

これらのアップデートはまだ噂段階ですが、もしMSIがA2HMの8インチバージョンを発売すれば、Claw 8 AI+に本格的なライバルが登場し、ゲーマーが携帯型ゲーミングデバイスを選ぶ際の選択肢も広がることでしょう。

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