Lenovo Legion Go Sの発売日が決定、高価格がゲーマーの障壁に?

MSI Claw 8 AI+は、高価なLegion Go Sよりもコストパフォーマンスが高い

机の上に置かれた2台のLenovo Legion Go S携帯型ゲーム機
最終更新日 2025年8月7日
ゲーミングデスクに置かれたレノボ Legion Go S(グレイシャルホワイト)
(Image credit: Lenovo)

次世代のハンドヘルドゲーミングPCへの期待が高まる中、注目はレノボの最新モデル「Legion Go 2」プロトタイプや新発売のLegion Go Sに集まっています。より高性能なLegion Go Sの上位モデルは、正式な発売日と価格が発表されましたが、その価格に戸惑うゲーマーもいるかもしれません。

最新の報道によると、AMDRyzen Z1 Extremeプロセッサーを搭載したLenovo Legion Go S(Windows 11版とSteamOS版の両方あり)は、5月25日に新しいSteamOS Z2 Goモデルとともに発売されます。Z1 Extreme搭載モデルの価格は109,800円(税込)から、SteamOS Z2 Goは79,800円(税込)からとなっています。いずれのモデルも予約受付中です。

このラインナップには複数の構成が用意されており、Z1 Extremeプロセッサー搭載のWindows 11版とSteamOS版はどちらも32GBのメモリを備えています。Z2 Goプロセッサー搭載の新しいSteamOSモデルは、16GBまたは32GBのメモリ、ストレージは512GBまたは1TBから選択可能です。

以前発売されたWindows 11搭載のLegion Go S(Z2 Goプロセッサー搭載、価格は106,800円(税込))もありますが、他のハンドヘルドゲーミングPCとの差別化には苦戦しています。競合他社のデバイスは値下げが頻繁に行われており、より手頃な価格の製品が市場をリードする中、Legion Go Sは多様なモデルと複雑な価格設定が購入を検討するユーザーを迷わせてしまう可能性もあります。

Z1 Extremeプロセッサーは優れたパフォーマンスを発揮しますが、最上位構成(Z1 Extreme+Windows 11)は121,800円(税込)と、SteamOS版よりも約12,000円高くなっています。多少の知識があれば自分でWindows 11をインストールできるため、この価格差を高いと感じる人も多いでしょう。同価格帯ではMSIのClaw 8 AI+(約132,800円(税込))など、パフォーマンスやバッテリー持ちに優れた選択肢もあり、コストパフォーマンスを重視するゲーマーにとって魅力的な存在となっています。

Z1 Extreme搭載携帯型ゲーム機を超える唯一無二の本格的アップグレード:MSI Claw 8 AI+

注目を集めているAMD Ryzen Z2 Extremeプロセッサーは、まだ正式発表されておらず、この高性能チップを初めて搭載する携帯型ゲーミングPCとしてLenovo Legion Go 2が期待されています。ただし、前モデルと比べてどれほど性能が向上するのかは依然として不明で、公式な発売日も発表されていません。

そんな中、MSI Claw 8 AI+は、携帯型ゲーミング機として非常にパワフルな選択肢となっています。IntelのCore Ultra 7 258Vプロセッサーを搭載し、現行のZ1 Extreme搭載携帯型ゲーム機を上回るパフォーマンスを発揮します。Claw 8 AI+は大容量の80Whバッテリーも搭載しており、Asus ROG Ally Xと同等のバッテリー容量を誇ります。Legion Go Sの55Whバッテリーと比べても、より長いプレイ時間を実現しています。省電力設定でも、さまざまなタイトルで高フレームレートかつ安定したゲームプレイが楽しめます。

MSI Claw 8 AI+は高価格帯ですが、一方でデスクトップPCやノートPCを選ぶ方が実用的という人もいるでしょう。しかし、携帯性と高性能を重視するなら、現時点で最もおすすめのモデルです。コストパフォーマンスを重視するなら、Asus ROG Allyも選択肢の一つです。

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